ブログ / 完成住宅見学会、構造見学会、モデルハウス見学など

住まいと向き合う姿勢と「LO-CO HUT」

現在、本社近くでLO-CO HUTの1号棟 藤沢S邸を建築中です。
先日、施主さんとご両親を含めて、木工事中間段階での立会検査を行いました。
IMG_4804.JPG
2階を先行して工事を進めているので、2階は板張りやモイスの施工もかなり進み、完成をイメージできるくらいまで進んでいます。
みなさんから「わー」っと声が上がったのは、白く塗装された板が壁に貼られているのを見た時です。
IMG_7186.JPG

以前ブログでもご紹介しましたが、この板は施主さんが、当社スタッフのサポートのもと塗装を行ったものなのです。白塗装してからふき取りを行っているので、塗装のむらはあまりなく下の木目が程よく出ていて、かなりいい感じに仕上がっています。施主さんも大変満足な仕上がりとなっていました。
IMG_4619.JPG

Earth Factory事業部が推し進める「LO-CO HUT」と、住宅事業部の「アースハウス」の大きな違いは、「住まいと向き合う姿勢」にあると思っています。
職人によって細部まで造り込まれた完成品がいいと思う人と、自分も家づくりに参加してみたい、完成してからもDIYやメンテナンスを積極的にやってみたいという人、これはどちらがいいということではなく、それぞれに住まいの楽しみ方があると思います。

たとえばお好み焼きもプロの料理人が作って、焼き加減や見た目も完璧なお店もあれば、自分たちで焼いてみんなで作ることから楽しむお店もあります。それぞれの良さがあり、プロが作ってくれれば安心ですが、自分で作る場合は使う素材と作り方で大きく味も見栄えも変わってきてしまいます。でも、お店がいい素材を用意して、作り方のアドバイスもしてくれれば、失敗する可能性はかなり少なくなります。
IMG_4620.JPG

Earth Factory事業部は、「もの造り」に対して前向きな姿勢で向き合う人をサポートしていきたいと思います。そのために、工程を含めて工事に参加しやすい部分で、扱いやすい素材を検討して、きれいに仕上がるようなメニューを増やしていきたいと思います。
私たちが少しでも家づくりに参加していただきたい思っているのは、造る時の住まいと向き合う姿勢が、住み始めてからの気持ちにも大きく影響してくると考えているからです。自分たちで、手を加えて住まいを育て、メンテナンスしながら長く住み続けてもらうための第1歩を、安全に踏めるようにサポートしたいと思います。
IMG_7175.JPG
ちなみに、LO-CO HUTはDIY対応型とうたっていますが、少し参加してみたい、後から棚を作って付けてみたいという人から、内装はかなり自分でできるからハーフビルドで引き渡してくれればいいという人まで、DIY度の対応の幅はかなりあります。当社の外張り断熱の実績と認定等を活かし、それが可能な建築システムを採用しています。
ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。
10月27日(土)には仮のWEBページも公開予定です。

尚、建築中の藤沢S邸は、11月11日(日)13:30~15:00に説明会&見学会(一斉案内)。
11月17日(土)18日(日)10:00~17:00に完成見学会(個別案内)を予定しております。
ぜひ、見学会にもご参加ください。

ものづくりの大切さと「LO-CO HUT」

Earth Factory事業部の高橋です。
先日、2回目のDIY企画のタイルイベントが無事終わりましたが、たいへん盛況で、みなさん満足していただけたようでした。

ここで、前回のこども工務店の小屋造りが自分にとってはとても印象的で、改めものづくりの大切さを感じられたイベントでしたので、振り返ってみたいと思います。
DSC_6824.jpg

朝集まって、今日はこういうことをして、1軒の小屋を建てますと大工さんが説明した時、さすがにノコギリやノミを使ってほぞの加工までやらされるとは思っていなかったのでしょう「えー、むり」「こんな難しいことやるの」といった声が出ていました。正直どこまでできるのかと、自分も不安でした。
しかし、大工さんの指導を受けながら、作業を進めるとノコギリを押して切るのか引いて切るのかも知らなかった子供が、徐々に上達していきます。すごいと思ったのは、こちらが暑いので休んでと言ってもなかなか手が止まらないので、全体で一斉に休む休憩を挟みながら進めるほど、作業に集中していたことです。そして、午後には、みんないっぱしの大工みたいに自信に満ちた感じで、金づちを振りかざして、ノミをたたく姿がとてもかっこよかったし、生き生きとしていました。
DSC_6989.jpg
そして、いいなと思ったのは、親子のコミュニケーション。このイベントでは刃物を使うので、必ず親御さんに立ち合いをお願いしました。親御さんたちもみなさんほとんど素人ですが、子供とともに頑張っていました。ここはこうしたほうがいいんじゃないかと親子で話し合ったり、子供が疲れたら、変わってあげたり、「造る」という目標のために、協力しあう姿はとても微笑ましいものがありました。
IMG_1125cut.jpg
きっと家に帰ったら、今日のことを他の家族に自慢するし、学校でも自慢したいでしょう。
自慢しなくても、「ぼくは自分で刻んで、みんなで小屋を造ったんだ」という自信を心の中に持っているはずです。勉強やスポーツが得意でなくても、ものづくりの面白さに未来の新しい可能性を感じた子供だっていたかもしれません。
今は何でもインターネットで知識は得られる時代だけど、体を動かし体験を通して学ぶことの大切さを感じられた貴重なイベントでした。
DSC_7013cut.jpg

そして、新事業部のEarth Factory事業部がスタートさせた「LO-CO HUT」のテーマのひとつは「できるを育てる」こと。多くの人が求めるものではないかもしれないけれど、これからの住まいを考える時に、必要な選択肢であること確信しました。
LO-CO HUTは、シンプルな小屋=HUTです。造る時も住み始めてからも、自分たちで考えて、アレンジしたり、メンテナンスしながら、主体的に住まいに関わり、自ら豊かさを生み出していく住まいです。
現在本社の近くで1棟目を建築中です。また、あと1棟、キャンペーン価格で建築可能ですので、ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
建築中の現場もご案内可能です。
<LO-CO HUTチラシ>へリンク

********************************************************
創業から46年の実績、自然素材を使用した健康住宅で地域に根ざす工務店
藤沢 鎌倉 茅ヶ崎 湘南 神奈川 新築もリノベーションも注文住宅の木の家は
神奈川エコハウスにご相談ください。

鎌倉市TRM邸 完成見学会

9/2(日) 久々に「湘南LO-CO」の完成見学会を行います。
「湘南LO-CO」はモデルハウスがありませんので、ご検討の方は是非ご覧下さい。
こちらのお宅は3'×5'の30坪タイプ。バルコニーは将来ウッドバルコニーを作る予定なので有りません。
なので厳密には「湘南LO-CO」をベースにアレンジしたお宅です。
m-1.jpg

一番の見所は、オープンな2Fリビングです!こだわりが沢山詰まっています!
北側は、小上がりの畳スペースが付随したリビング。
角にタイル貼りのストーブ置場があります。お客様セレクトのタイルが素敵ですね。
m-2.jpg
m-3.jpg
m-4.jpg

南は木々を臨む掃出しサッシが有るダイニング・キッチンです。
家具屋造りの作業台とこれもお客様セレクトのサブウェイタイルがポイントです。
m-5.jpg
m-6.jpg

その中間に、お客様こだわりのアイアン手摺りを持つ階段と、トイレ・洗面・収納からなる水廻りユニットを配置しました。
水廻りユニットは、杉板を横張りにしています。ユニット上はロフトになっていて収納として使う予定です。
m-7.jpg

そして、もう2つのこだわりが(笑)。
1つは、ユニットの中に通路が有り廻れる動線という事です。
m-8.jpg
2つ目は、西側壁の間接照明。私はこの手法を多用しているので「湘南LO-CO」ではお馴染みですが、今回は遮る壁が無く更に上下に配光しているので特に綺麗と思います!夜に雰囲気がガラッと変わってお薦めです。
m-12.jpg
この土地は道路からの高低差が有る代わりに、南北の景色が抜けていてそこが最大のポイントでした。東西は隣家も迫り窮屈なのですが、この状況がそのまま窓の配置となりました。西側の細長い高窓からは、丹沢の山々が臨めて山好きのお施主様も満足そうでした。
m-11.jpg

そんな盛り沢山な2階に対して1階は・・・
広めな玄関とそれに続く玄関収納、そして更に続く洗面所、終着地点はUBです(笑)。
玄関には、物入れを兼ねたベンチと北山杉の手摺り、敷台下には間接照明。天井は梁と壁位置のズレを感じさせないようスッキリとクロス天井にしました。
m-9.jpg

玄関収納は、下駄箱・登山グッズを好きなだけ置けるように杉板張りの壁としました。お客様がDIYで仕上げる予定です。
玄関から続く600×300サイズのタイルもお洒落です!この連続する床の広さ、形状が生きています。

洗面所には、大きな鏡の造作洗面。クロスを濃い茶にし、対照的な白いザラッとした手触り感の残るタイルを鏡下に貼っています。
m-10.jpg

思い通りに行かなかったり、何度かのアクシデント・・・にお施主様も(そして私も!)ドキドキだったと思います。
ですが、これも全て注文住宅故。 ケガの功名もあり、ここまで来ました。。
クリーニングが終わり養生が外されて、全貌が見えた時は感無量でした。。 お施主様も同じ気持ちと信じたいです。。

私の重い思い入れが詰まった 鎌倉T邸 完成見学会。 皆さん是非いらして下さい。 お待ちしています。
次週8,9日も予定が合えばご案内可能です。 気になる方、ご相談下さい。

神奈川エコハウス  近藤

「賛否両論のLO-CO HUT 完成見学会」

先日「LO-CO HUT トライアル住宅 藤沢M邸」の見学会が開催されました。
また、見学会以外にも数組の方をご案内させていただきました。
見ていただいた方の感想は賛否両論といった感じでした。
DSCN0527.JPG

「間仕切りを作らないのがLO-CO HUT?」
いままでアースハウスのしっかりと造り込んだ住宅を見てきた方からは、「これで終わりですか」「玄関からリビング丸見えで大丈夫ですか」「個室がなくて暮らせますか」「収納がないと困りませんか」など、いろいろな意見をいただきました。このお宅を見学した社員からも同じような意見がでているので、当然の感想かもしれません。

本当に必要なものであれば、始めから間仕切りを造ってもいいと思います。ただ、「普通の住宅は個室で仕切るものだから」「あとから工事するのは大変だから」と、普通に間仕切りを造ってしまうのは、ちょっともったいないかもしれません。子供が大きくなった時に、どんな仕切りを造るか、どうやって造ろうかなど、いっしょに考えてみるのもいいでしょう。
IMG_6069.JPG

収納も、いま持っているものを全部入れようとすると大きな収納が必要かもしれませんが、本当にそれは全部必要なものなのか、家族で話し合ってみるのも大切なことです。住んでから、本当に必要な場所に必要な量の収納を後から造ってもOKです。

例えば、病院の一般病室は簡単なカーテンで4人部屋など、プライベート空間に仕切られています。まったくの他人ですら一枚の布で、プライベートな空間を造ることができます。日中はカーテンを開けた方が広々して、同じ部屋の人と話した方が楽しく過ごせます。逆に個室は、プライバシーは守られますが、お見舞いの人がいないときは退屈かもしれません。病院のよくあるベージュのカーテンをイメージするとNGですが、お気に入りのファブリックで仕切れば、簡単にお気に入りのプライベートな空間を造ることができますし、家族間のコミュニケーションも取りやすくなります。吹抜けがあれば、お母さんが1階で呼べば、2階の子供にすぐに聞こえる関係が築けます。
特にカーテンで仕切ることをお勧めしている訳ではありません。自由な発想で考えて、その時に必要なものを考えて、造っていけばいいと思います。

LO-CO HUTは、Local Communityのための小屋(HUT)です。家族の関係を築き、コミュニティを築くためのTOOL(道具)として住まいを考えています。

DSC_6226.JPG

いまは、始まったばかりで何も事例がないから、がらんどうの家はみんな不安でしょうがないかもしれません。でも、これからいろいろなアイディアが、施主さんから生まれてくるし、私たちもそれをサポートするユニットや部材を開発していく予定です。

DSC_6250.JPG

だから、LO-CO HUTを造ってきたメンバーは、まったく心配していませんし、実際に住む施主さんもそうだと思います。逆に、これからどうしていこうかとワクワクした気持ちでいっぱいだと思いますし、「やっと自分の出番が来た」くらいに思っていると思います。
だから私たちもこれからどうなっていくのか、とてもワクワクした気持ちで、LO-CO HUTのコンセプトを受け入れてくれて、いっしょにチャレンジしてくれた施主さんに感謝の気持ちと共にお引渡しします。

「LO-CO HUT」は限定2棟 キャンペーン価格で、次のチャレンジャーを募集中です。
ぜひ、お問い合わせください。

Make with Earth Factory

「LO-CO HUT」キャンペーン募集スタート

※「LO-CO HUT」は「湘南LO-CO」をアレンジした新バージョンです。
  LO-COシリーズは、従来の「湘南LO-CO」と新バージョンの「LO-CO HUT」の2つのシリーズとなります。

まずは、前回に引き続き「LO-CO HUT」の特徴をご説明していきます。

■「LO-CO HUT」大きな空間で、おおらかに暮らす。
HUT=小屋の流儀として、あまり部屋を間仕切りで細かく仕切らずに大きな空間で暮らすことをお勧めしたいと考えています。1階のリビングであれば、吹抜けを設け1・2階も合わせて一つのワンルームのような空間を基本に、必要最低限の間仕切を造っていくようなイメージです。
IMG_7924.JPG

一般的な住宅のように個室をいくつもつくるのではなく、大きな小屋の中に、小さな小屋をつくってプライバシーを確保し、残った空間をみんなで共有すると、決して大きな家でなくても豊かなスペースが生まれ、暮しも楽しいものになります。そのアレンジの仕方は建てる時にすべて決めるのはなく、まずは大きな小屋をがらんどうで造り、暮しながら成長にあわせて家族で考えていくことができます。子供は何人になるかわからない、どんな子供に育つかわからない、そんな状況で家を造る場合、3LDK、4LDKなど、一般的な住宅のスタイルで造らざる得ないと思います。あとから間仕切りを造ることができるといっても、大変な工事になるのあれば先に部屋を造っておいたほうがいいと考えてしまうと思います。

「LO-CO HUT」では、もっと簡易的に、自由に空間を仕切ることを考えています。極端な場合、簡単な木のフレームの中に仕上としてもおかしくない段ボールのボードを入れて間仕切りが完成です。工事は1日で完了します。これを受け入れることができる家族と無理な家族がいると思いますが、それはその時に子供の希望も聞きながら、家族で造り方を決めればいいと思います。その時々の状況で、簡単に変えられると思えば、家を建てる時も、暮らし始めてからも、気楽に住まいを考えられると思いますし、その家族らしい住まいの形を見つけることができると思います。
sanko.jpg
(参考:他社事例)

どんな暮らしがしたいのか、何が譲れないのか、何にお金を掛けるべきか
自分たちで考えて、知恵を出して、工夫して、手に入れる
自分たちにしっくりくれば、他の家のことは気にする必要はありません。
そこに必要なのは、自分たちらしい考え方や暮らしのスタイルだと思います。
sanko2.JPG
(参考:他社事例)

リノベーションでは住まいを「編集」すると表現することがあります。
「LO-CO HUT」もワンルームの小屋の中を自由に「編集」していく、クリエイティブでワクワク感のあるもの。
打合せの段階も、家をつくる途中も、家ができてからも、ずーと楽しさに満ちている。そんな住まいを目指しています。
「編集」作業は、自分たちの手で行ってもいいですし、もちろん、私たちにご依頼いただくことも可能です。
変わりゆく住まいの姿を拝見することも、私たちの楽しみです。
「おっ、こうきたか」と感心することも多々あります。
CIMG1003.JPG
(階段室の梁を利用した帽子掛け)

ここまでの「LO-CO HUT」のポイントのまとめ
・最高レベルの基本性能。:断熱レベル Ua値=0.5程度(G1~G2)、耐震等級3
・自由な内装仕上げを可能とする防火認定、(DIYも対応可能)
・自然素材(モイス・板張り等)をそのまま仕上げとして使う
・仕切りの少ない空間を、「編集」しながら暮らしていく。

「LO-CO HUT」はすべてが確定している状態ではありませんが、本日よりキャンペーン価格で2棟の対象住宅を募集いたします。
いっしょに「LO-CO HUT」を造り上げていきましょう。

キャンペーン価格は、湘南LO-COの基本価格と同額で「LO-CO HUT」仕様となります。
(湘南LO-COでは、基本価格に間仕切りや収納などのオプション工事で通常100~200万円程度の追加費用が発生しますが、
 キャンペーン価格では、収納棚などのオプション費用を含み、以下の価格でご提供いたします。)
27坪タイプ=1550万円(税別)
28坪タイプ=1570万円(税別)
30坪タイプ=1650万円(税別)
31.5坪タイプ=1700万円(税別)
ご興味のある方は、詳細をアースファクトリー事業部 高橋まで、お問い合わせください。

尚、完全な「LO-CO HUT」ではありませんが、現在、仕様の一部を取り入れた見学可能な住宅もございます。
①防火認定を取り入れ、一部板張りを採用し、完成した茅ヶ崎の住宅。(6月末まで見学可能)
IMG_5235.JPG

11616.jpg

②防火認定を取り入れ、モイス、板張りを全面的に取り入れ現在建築中の藤沢の住宅(6月上旬完成)
IMG_5547.JPG

IMG_5539.JPG

Earth Factory 高橋