こどもたちの大工体験 小屋づくりパート3
こどもたちの大工体験 第3回目を開催しました。
始まりは「最近のこどもたちは、もの造りの面白さを体験する機会もないですよね、それだとなかなか大工のなり手もいないですよね」という大工のつぶやきから、「じゃあ、大工体験をやりましょうよ」ということで始まりました。
1回目の構造材の手刻み(加工)から2回目の屋根工事、そして、今回が壁の板張りへと進み、1坪の小屋はさらに小屋らしさを増していきます。
このイベントでは当社が大切にている「もの造り」の面白さを、子供たちに身をもって体験してもらい、学校や普段の遊びでは得られない喜びや「できる」という自信を育てていきたいと思っています。
1回目が「手刻み」なので、かなり本格的なところからスタートしましたが、複数回参加してくれている子供も多く、回を重ねて顔つきも変わってきた感じがします。
さあ、工事スタートです。
今回の工事では始めは、間柱を必要な長さにカットするところからスタート、そして、間柱位置を455mmピッチで配置できるように土台と梁に線を引きます。この位置だしを墨だしと言います。ここでは算数も必要です。
「柱の中心から455mm、柱の幅が90mmだから柱の内側からだと45mmを引いて・・・」と頭が混乱する子供いますが、子供は普通cmで考えるので、cmとmmが入り混じると大工も自分も混乱してきたりして、教えるのに苦戦する場面も見られました。
間柱は、斜めにビスを打ちこみますが、まずは曲がらないようにインパクトにキリを付けて下穴を空けます。キリも何度か折れましたが、その度にこう無理に動かすと折れるんだよと大工がその理由を説明し、子供たちも失敗から学んでいきます。
そしてインパクトの先をトライバーに変えてビスを斜めに打ちこみます。両側から2本ずつ、計4本でしっかりと固定します。
休憩を挟んで、次は杉の板張り、今回は小屋らしく段々に板を張る鎧(ヨロイ)張りという張り方にしました。所定の長さに切って、自分のカットした分を釘で止めていきます。金づちで1本1本手打ちして止めていくので大変ですが、子供は弱音をはかず頑張ります。小さな女の子も頑張ります。真剣に頑張る姿は凛々しさも感じて「かっこいいな」とさえ思えました。ほんとうにいい表情ですね。
途中雨も少し降ったりして、場所を移動しながらの作業になったので、時間がかかった部分もあり、奥側2面の板張りを完了したところで作業を終了。
最後は、日も出る中、記念撮影をしてイベントが終了です。
将来、実際に大工になりたいという子供がでてくるかは、わかりませんが、子供たちの真剣に取り組む姿と、やり切った時の最高の笑顔、これを見るために、大工を始め、私たちスタッフも頑張っている感じです。
貴重な休みなのに協力してくれる専属大工の杉山さん、社員大工の内山くん、橋本くんにも感謝です。大工が子供たちに丁寧に教える姿は、普段の仕事の姿とは違って微笑ましいものがあります。でも、時には「それじゃだめだよ」と優しく厳しく教えることもあり、さすがに品質にこだわる面もあったりします。うちの大工たちは、本当にものづくりが好きで、この仕事が好きなんだなと、イベントのたびに感じています。
帰り際に大工にインパクトはどこのメーカーがいいのかと聞いている子もいました。なんでインパクトがほしいのと聞くと、自分で家具を作ってみたいんだと言っていました。
小さな自信は、子供たちを成長させ、「できる」を育て、確実に、自分で考えて行動する気持ちが育っているのだと実感しました。
いままではプレゼントにゲームがほしいと言っていた子供も、マキタのインパクトがほしいになるのかもしれませんね。未来の大工さん待ってますよ。
みんなが造った1坪の小屋は当社コンセプトハウスの駐車場に展示中です。
ご興味のある方は、ぜひコンセプトハウスにお立ち寄りください。
アースファクトリー事業部 高橋
**************************************
DIYを積極的に取入れ、住む人が主役となる住まい
内装フリーDIY対応型カスタマイズ住宅「LO-CO HUT」デビュー
https://www.earth-web.com/
**************************************
創業から46年の実績。自然素材を使った健康住宅で地域に根ざす工務店
藤沢 鎌倉 茅ヶ崎 湘南 神奈川
新築もリノベーションも、注文住宅の木の家は神奈川エコハウスにご相談ください