「基礎完成しました!」
「湘南LO-CO」vol.5 の「ロクロクハウス」の基礎が完成しました!
こちらです。
「べた基礎」ですので、床下前面がコンクリートで覆われています。
このコンクリート全面で荷重を地盤へ伝えますので、不同沈下にも安心です。
また、厚めの防湿シートも施工していますので、床下からの湿気対策ともなります。
そして、特徴的な事は、床下がひと続きの空間になっている事です。
一般的な造り方では、壁で隔たれていて、いくつかに分かれている事が多いです。
「その壁が省略されて、弱くなっているのでは?」と質問を受けることもありますが、省略されている訳ではなく、コンクリート面の下に「地中梁」として存在しています。
この「地中梁」にする事によって、床下を移動する時に必要な「人通口」という穴を開ける必要が無くなります。
これにより強固な「基礎」となっている訳です。
こちらが、「地中梁」の配筋の様子です。(基礎完成の写真とは、撮影方向が異なります。)
縦横に走っています。
また、床下がひと続きの空間になっている事で、通気性もUPしています。
手前と奥の2カ所に丸い「換気口」設置用の穴を確認できます。
ちなみにこれから施工される「換気口」ですが、13℃を境に膨張するオイルによって、自動で開閉する特殊な部品を使用しています。
基礎中央付近に、短い円柱が2本立っていますが、こちらは、大黒柱を支える独立型の基礎です。
「大黒柱」は、2本です。将来間取り変更をする際も、この2本の柱だけは位置固定となります。
その他の間仕切壁は、移動しても構造上成立つようになっています。
さらにこの基礎には、「断熱」も施しています。
写真を見て頂くと、外周部の立上り内側に薄水色の断熱材が施工されている事を確認できます。
基礎上端部の小口を見た方が分かり易いかも知れません。
工事が進むと中を確認しづらい「基礎」ですが、
「湘南LO-CO」は、「基礎」にもたくさんの工夫があります。
この後の工程には、「土台敷き」や「上棟」があります。
今後のレポートもお楽しみに。